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2009年 07月 16日
京都丹後 与謝野町の「京の豆っこ米」を訪ねて
山・里・海に囲まれた自然豊かな京都丹後地方「与謝野町」。 歌人 与謝野鉄幹の父、与謝野礼厳(れいごん)の出生地であり、 また丹後ちりめんでも有名なこの地方は、古くから文化が息づく町でした。 与謝野町のもう一つの顔は、 お米や京野菜をはじめとした新鮮でおいしい食材の宝庫であるということ。 いま、再び農業が見直される中で、まちを挙げて「自然循環農業」に取組んでいます。 今回は、地域密着型の「自然循環農業」を推進している、 与謝野町農林課長の浪江学さん。 そして「京の豆っこ米」や京野菜の美味しさを全国へ発信し、生産者と消費者をつなぐ、 京都祐喜(株)の香山喜典さんに伺った取組みをご紹介します。 ☆お米も野菜もにっこり、有機質肥料「京の豆っこ」 与謝野町の自然循環農業の主役は何と言っても有機質肥料「京の豆っこ」。 地元の豆腐工場から出る「おから」、米ぬか、魚のあらをバランスよく配合し、100%天然素材から作られた、環境にやさしい肥料です。平成13年から実証試験を重ね、5年前からは本格的に農作物への使用が始まっています。 この肥料は、アミノ酸を多く含んでおり、お米や野菜作りに最適。また、土壌微生物の働きにより痩せた土地も元気に回復します。 大地で育った大豆から豆腐を作り、そのおからを有機質肥料として再び大地に還元し、安心・安全な食べものを生産する、これが「京の豆っこ」が目指す自然循環農業です。 ☆おいしさ大評判の「京の豆っこ米」 有機質肥料「京の豆っこ」を使用し、化学肥料や農薬をできる限り減らして作られるのが、丹後産コシヒカリ「京の豆っこ米」。平成20年度の米の食味ランキングでは、新潟魚沼産や山形庄内産と並び、2年連続『特A』を獲得した丹後産コシヒカリ。これを京の豆っこで丹精込めて作ったのが「京の豆っこ米」で、昨年はお米日本一コンテストで上位入賞を果たしました。 平成19年12月からは、与謝野町の学校給食でもこのお米が使用されています。地域で取れたおいしいお米を地域の子どもたちへ、まさに未来へと繋がる食の循環です。 ☆エコファーマーの地道な取組み 「京の豆っこ米」の生産者の多くは、環境配慮型の農業を行う「エコファーマー」の認定を受けており、食の安全に対して意識が高い方々ばかり。国が進めるこの制度は、土づくり、化学肥料・化学農薬低減を一体的に取り組むことを目的としており、自然循環農業はその実践例としてとても貴重な取組みです。 「京の豆っこ米」は、生産者・生産量とも少しずつ増えており、地域から全国へ、本物の美味しさを求める消費者に支持され続けています。 ☆これからの生産者、そして消費者 「京の豆っこ米」の最大の良さは、“生産者の顔が見える”こと。まちを挙げての取組みだから、産地の情報が季節ごとに発信され、生産者から消費者まで、うまくコーディネートされていて、産地はさながら消費者のプライベート農場といったところです。 大規模な生産、消費による利益追及型の農業ではなく、良いものを、その土地に適した規模で生産し、本当に求めている方々に届ける、これが香山さんの目指す流通のあり方だといいます。 命を育てる生産者と、その命をいただく私たちが歩み寄ることは、農業の活性化、地域環境の向上、そして食文化の見直しに繋がります。「京の豆っこ米」は、都市に住む私たちが失いかけている、自然との対話の重要性に気付かせてくれる存在ではないでしょうか。 後記:生活のすぐそばに、山があり、田畑があり、海がある…。だからこそ、これらを大切に守らないと豊かな暮らしは継続しません。農業の将来を見据えた与謝野町の取組みが、他の市町村にも広がり、地域力の向上に繋がることを願ってやみません。 次回8月号も、ここ丹後地方からユニークな環境取組みを紹介します! お楽しみに! 京都祐喜(株) 京都市与謝郡与謝野町三河内914-3 TEL&FAX:0772-42-6152 Mail:web@kyoto-yuki.com 京都祐喜(株)ホームページ 与謝野町役場 与謝野町役場ホームページ #
by eco100sen
| 2009-07-16 00:01
| えこんど訪問
2009年 07月 16日
梅雨が明けたら、もうすぐ夏休み。
いろいろな人がお家を訪れる機会も増えてきますね。 久しぶりの嬉しい再会と、楽しい会話に、 カラフルなこんなメニューを添えてみるのはいかがでしょうか? 心も身体も、もっと元気になれるはずです♪ ☆夏野菜のひまわりパエリア☆ 夏野菜が色鮮やかで、ひまわりのようなかわいいパエリアです。 冷蔵庫の残り野菜もどんどん入れて栄養満点の一品に。 難しそうなイメージのパエリアが、フライパンひとつで簡単に作れます。 【材料】3~4人分 米・・・1+1/2カップ あさり・・・1パック(200gくらい) 黄パプリカ・・・1個 トマト・・・2個 玉ねぎ・・・1/2個 さやいんげん・・・10本 マッシュルーム・・・3個 にんじん・・・5㎝ にんにく・・・1片 赤唐辛子・・・1本 サフラン・・・ひとつまみ レモン・・・1/2個 オリーブオイル・・・大さじ1 白ワイン・・・1/2カップ 固形ブイヨン・・・1個 湯・・・1+1/2カップ 塩・・・・適量 *鶏肉やえび、いか等を加えるとより豪華なパエリアになります。 お好みの食材で試してみてください。 【作り方】 ①玉ねぎは1cm角に、にんじんは5㎜角に、トマトは湯むきをして2cm角に切り、 にんにくはみじん切り、さやいんげんは1cm幅に、 マッシュルームは縦半分に割り5㎜幅に切っておく。 赤唐辛子は縦半分に割って中の種を取り除く。 ②黄パプリカはガスで皮を真っ黒になるまで炙って皮をむいたら、 ひし形に切り揃える。残った破片は1cm角くらいに切っておく。 ③あさりは塩抜きをしてから、殻をこすり合わせてよく洗っておく。 湯に固形ブイヨンを溶かしてスープを作っておく。 ④フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくと赤唐辛子を炒めて香りがたってきたら、 玉ねぎ、にんじん、トマト、サフランを加えて炒める。 ⑤④に米を加えて軽く炒めたら、白ワイン、③のスープを加えて混ぜ、 あさりを真ん中に重ならないように並べ、さやいんげん、マッシュルーム、 黄パプリカの破片を全体に散らすように加える。 ⑥⑤に塩をしたら、強火で5分炊き、蓋をして弱火でさらに15分炊いたら、 蓋を開けずにそのまま10分ほど蒸らす。 ⑦ひし形に切った黄パプリカをひまわりの花びらのように飾ったら完成。 お皿に取り分けて、レモンを絞って食べる。 ☆枝豆の冷製スープ☆ 夏といえば、枝豆!枝つきの新鮮なものが店頭に並んでいますね。 塩茹でにしてビールと頂くのも美味しいけれど、 ひと手間かけて優しい緑色の冷たいスープはいかがですか? 【材料】3~4人分 枝豆(鞘から出したもの)・・・1カップ 玉ねぎ・・・1/2個 固形ブイヨン・・・1個 水・・・200cc 牛乳・・・200cc 塩・コショウ・・・適量 サラダ油・・・大さじ1/2 【作り方】 ①玉ねぎは薄切りにしておく。 枝豆は多めの塩でよくもんでうぶ毛を落とし、しばらく置いたら、 塩を入れた沸騰したお湯で4分茹でる。 茹で上がったらザルに取り、そのまま自然に冷まし、 枝豆が冷めたら鞘と薄皮を取っておく。 *茹ですぎると枝豆の美味しさが流れ出てしまうので 少し固めかな?と思うくらいで大丈夫です。 ②鍋にサラダ油を熱し、玉ねぎを透明になるまで炒めたら、枝豆を加えて軽く炒める。 *このとき、飾り用の枝豆を3~4個取っておく。 ③②に水と固形ブイヨンを加えて沸騰したら、弱火で5分煮込む。 ④③をミキサーにかけてペースト状にしたら、鍋に戻して牛乳を加え、 沸騰させないように中火で温め、塩・コショウで味を調える。 ⑤粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やす。 ⑥⑤を器に注ぎ、とっておいた枝豆を飾る。 ☆たっぷりフルーツのマチェドニア☆ 旬のフルーツをたっぷり使って、ビタミンCがたくさん摂れるマチェドニアに。 くるみには粘膜や皮膚を丈夫にしてくれるビタミンEが豊富なので、 紫外線が気になるこれからの季節にぴったりのデザートです。 【材料】3~4人分 巨峰・・・1/2房 スモモ・・・2個 オレンジ・・・1個 りんご・・・1/2個 くるみ・・・50g 白ワイン・・・250cc 砂糖・・・大さじ2 *果物は季節のお好みのものを選んでお楽しみください。 【作り方】 ①鍋に白ワインと砂糖を入れて火にかけ、弱火で3分ほど煮立てたら、 火を止めてそのままおいて粗熱を取る。 ②くるみは食べやすい大きさに割り、フライパンでから煎りしておき、 果物は皮をむいて食べやすい大きさに切る。 ③①に果物とくるみを漬け込み、冷蔵庫で一晩よく冷やす。 #
by eco100sen
| 2009-07-16 00:00
| えこんちゅクッキング
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