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2009年 11月 16日
エコ商店街を地域の魅力に!
出町商店街 新鮮な野菜、果物、精肉や鮮魚が店先に所せましと並び、 お惣菜やお菓子、衣料品から日用雑貨まで何でも揃う商店街。 ことに京都では、地域ごとに特色ある商店街が多く、 厳しい経済状況下でも新しい取組みにチャレンジしています。 今回訪ねた出町商店街は、京都御苑の北東、河原町今出川に面する大きな商店街。 環境に配慮した取組みを推進し、エコ商店街としての認知が高まる 出町商店街の元気の秘訣を、出町商店街振興組合の井上淳さんにお話を伺いました。 Q.「エコ商店街」事業を始められたきっかけは? A.商店街には、今も昔も変わらず「必要な品物を、必要な分だけ」購入したり、お鍋や買い物かごを持って気軽に買い物ができる、という特徴があります。この特徴を活かして、レジ袋や食品トレーをできるだけ使わず、日々のお買い物からごみを減らそうと、京都市ごみ減量推進会議や京都精華大学の先生方とアイディアを出し合い、平成19年から楽しく続けられるエコな取組みを始めました。 Q.その取組みが、今春に続いて10月から始まった「エコスタンプ事業」ですね。 A.はい、出町商店街の約100店舗が協力し、レジ袋や食品トレーを辞退された方、使用済み天ぷら油の回収にご協力頂いた方を対象に、エコスタンプを押しています。10個集まれば、1回抽選ができるという仕組で、お客様にエコアクションを呼び掛けるとともに、日頃からご協力を頂いている方にも大好評です。 Q.アーケード内を見渡すと、お買い物袋を持っていらっしゃる方が本当に多いですね。 A.そうなんです。お客様の中には、このエコスタンプ事業を始める以前からレジ袋をご辞退される方も多く、環境意識の高さを感じます。また、私の店「さが喜」は鮮魚を扱っておりますので、トレー持参に協力して下さる方も多く、やりがいを感じています。この取組みを通して、お客様とのコミュニケーションも増えますし、商店街の一体化、活性化にもつながっています。 Q. 地域とのつながりも大切にされていますね。 A. 我々は、商売を通して地域活動にも積極的に参加し、文化の担い手として地域の魅力を発信しています。地域活動で培った人間性が、お客様への心配りにも通じます。 大型スーパーの出現や、自宅での調理離れが進む中、商店街として生き残っていくことは容易ではありませんが、新鮮さ、とびきりの美味しさ、そして人間性を磨くことで、新たなファン獲得に日々知恵を絞って頑張っています。 後記:お話を伺った井上さんのお店は、桝形商店街の西から2軒目(南側)に位置します。出町商店街は、北は桝形通、東は河原町通、南は今出川通、西は寺町通りと、4本の道路に面した商店を中心に、井型に広がる大きな商店街。アーケード内には「エコ商店街」書かれたカラフルなキャラクターや、「わかさばちゃん」の愛称で親しまれる大きなサバのオブジェが買い物客をお出迎えしています。 便利な消費社会が忘れかけていた、どこか懐かしい風情が今も商店街には息づいていま す。お買い物袋を片手に、年の瀬が迫る商店街の活気を味わってみませんか? <インフォメーション> ・エコスタンプ事業 実施期間:2009年10月5日(月)~12月19日(土) 抽選期間:2009年11月23日(月・祝)~11月28日(土) 2009年12月14日(月)~12月19日(土) (いずれも午前10時から午後6時まで、桝形アーケード中央の抽選会場にて) ◆桝形商店街HP ・でまちになじむ日 実施期間:2009年11月20日(金)、21日(土)、22日(日) 期間中、お米に関するスタンプラリーを開催!(スタンプ5個で1回抽選) また、22日の午後12時からは「そろって食べて美味しさ満ぷく、いただきまーす」 を開催(要整理券、お持ちでない方は参加費100円)。 とっておきの一汁一菜に、皆で舌鼓をうちましょう! ・出町商店街 歳末大売り出し 実施期間:2009年12月14日(月)~12月28日(月)※抽選は12月29日(火)まで 年越しのお買い物は、出町商店街で!お待ちしています。 ◆出町商店街HP ◆さが喜(鮮魚専門店) TEL:075-211-3811
by eco100sen
| 2009-11-16 00:01
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